Posted on 2019/07/03
先日23本目の動画を公開しました。2019年真冬の朝早い時間に、高円寺南口パル商店街、サワノ眼鏡店のシャッター前での撮影でした。
御出演いただいた、チューバ奏者 ★TOHO氏を初めて観たのは2018年も暮れ、昨夏goen sessionsにも出演いただいた、★保利太一さんのニューアルバムリリースライブ@三鷹バイユーゲート ででした。保利さんのゲストとして現れたTOHO氏。チューバの管を体に巻き付けブイブイと保利さんのジャパニーズフォークソングに切り込む(寄り添う)姿にグっとなったのでした。
撮影場所のサワノ眼鏡店の巨大シャッターペイントは、ペイントアーティスト★高橋洋平氏により描かれたもの。高円寺を「東京のアートの街にしたい」と立ち上がった ★Bed & Art Project がてがける ★Koenji MURAL CITY PROJECTによるものです。現在高円寺の街中に7個所もの巨大壁画アートをリリースしてしています。
撮影場所の対面はパチンコ店。開店まであと30分……。開店準備でパチンコ店のドアがひらくたびに、店内のボリューム大きめのBGMやら玉のはじける音などきこえてきては、録音ヒヤヒヤ。だけどもちょうどよく、開店1分前に撮影終了!となったのでした。
撮影フォーメーションは、手持ちカメラ2台(ニシュウ、フジカワ)。録音は手持ちカメラに専用のマイクを装着、それをチューバのお顔に向けて録っていました(MIHO)。ミックスは ★辰巳さん。これまたいい感じに仕上げていただきました。
TOHO “Allamande from Partita (J.S.Bach)” -goen sessions-
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唐草模様の特大風呂敷を背負い、自転車で現場に現れたTOHO氏。風呂敷からとりだしたものは、年季の入ったチェルベニー(チェコ)製のチューバ(ヘリコン)。50年以上も前に作られたものだとか。管をぐるっと体に巻き付け吹く様を初めて観たときは、強烈な印象を受けました。
ニューオーリンズのリズムからエレクトロまで、ジャンルを超えてチューバの可能性を探るTOHO氏が今回goen sessionsで演奏してくれたのは、クラッシックの大家 J.S.バッハ Partitaからの「Allamande」。
撮影場所は、高円寺南口のパル商店街に50年以上続く「サワノ眼鏡店」のシャッター前。この撮影の2か月後に閉店となることなど知る由もなく。今ではこのシャッターのペイントも見ることができなくなってしまったので、図らずも貴重な映像となったことかと思います。
早朝の商店街に響くチューバの低音は、これから始まる喧噪の序章のようにも聴こえます。
(recommended by Miho Takamuku / Live Music JIROKICHI)
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